疑問82 マークミス発生のメカニズム
TOEICのスコアは正答数をベースに算出されます。正答数とは「塗られた正解記号の数」です。よって、200問を完璧に解答する力があっても、正答数が200とは限りません。何らかの理由で、不正解の記号にマークを塗ると「この人は、この問題を正答する力がなかった」とみなされます。
公開テストで、マークミスをしたことに気づく方法は1つ考えられます。それは「マークシートを持って帰って、設問と選択肢を思い出し照合する」ことです。あまり現実的ではありません。
模擬試験を多くの人に受験していただき、答え合わせをしてから細かくディスカッションをすると「マークミス」がいかに頻繁に発生するかに気づきます。先日、ある方は、リスニングセクションの誤答数が5前後でしたが、そのうち単純なマークミスが3問でした。ほかにも、ディスカッションをすると、次のような会話が起きることが頻繁です。
「はい、75番。間違った人はいますか」
「間違えました。あれ、これ(B)を選んだつもりなのに(C)を塗っています」
「では、176番。これはいかがですか」
「あれ、またマークミスです。絶対にTuesdayだと思っていたのに(C)ではなく(B)を塗っています」
マークミス発生メカニズムは完全には解明されていませんが、いくつかの傾向があるようです。
1. NOT問題
2. 順番
3. ほか
1. NOT問題
大文字のNOTを含むアイテムはパート7にのみ登場します。4つの選択肢のうち3つを消去することで解答できるタイプです。教材の中には、正解の選択肢の内容を、文書にある情報を使って「否定できる」ことがありますが、それはNOT型問題としては不適切です。あくまでも「正しいとは言えない」選択肢を選ぶことが求められているのが、TOEICにおける大文字のNOTの意味です。
では、例を見てみましょう。
What is NOT available for free?
(A) Printers
(B) Parking space
(C) Transportation service
(D) Access to the Internet
無料で提供されていないものが問われていますので、4つのうち3つは無料で提供されていることを、文書にある情報を使って判断できます。正解が(D)だとします。TOEICの世界ではインターネット利用が無料かどうか不明であることが多いですから。
Aさん:
「プリンターと交通についてはすぐに見つけたのよ。で、あと1つ、インターネットか駐車場を探すのに時間がかかってね。下の方にコメ印があったでしょ。あそこにparkingを見つけたから、ホッとしたわ。TOEICって意地悪ね。もっと近い所に書いておいてくれればいいのに」
診断:
死に物狂いで努力して最後に見つけた駐車場。それを発見した時の喜びは何にも代えがたいものだったはずです。この方は、高い確率で最後に見つけたparkingを選んでいます。つまり、自信たっぷりで誤答の(B)を塗ったでしょう。まさかマークミスをしたとは思っていません。評価は「おっちょこちょい」です。
2. 順番
選択肢の順番が錯覚を招く場合です。日付や曜日、月など「順番」が関係しそうな場面で起きるミスです。
例を見てみましょう。
When will the workshop be held?
(A) On Tuesday
(B) On Wednesday
(C) On Thursday
(D) On Friday
研修が開かれる日が問われています。正解が(B)だとしましょう。文書を読めば水曜日に開催されると判断可能です。
Bさん:
「研修は水曜でしょ。あれは楽勝だったわ。月曜は最終的な参加者の数がメールで知らされる日だし、確か火曜は機材の搬入日でしょ。で、搬入日の翌日にOne day研修があるってどこかに書かれてあったから、水曜が答えよ。木曜は反省会だし」
診断:
月曜は違う。火曜も違う。火曜の次は水曜日。だから水曜が正解だ、と判断したのは正しいです。ところが、この方は、頭の中で、月、火、水と数えてしまったのではないでしょうか。イチ・ニ・サン、ダー!と。その意識で選択肢を見て、上からイチ・ニ・サンで、(C)の木曜をダー!と選んだ可能性があります。評価は「妄想爆走型」です。
3. ほか
ほかに、どのようなパターンがあるでしょう。個人的に、今までに耳にした事例はいくつかありますが、どれも法則化できません。正解の選択肢の英語を誤解して「どれも選べなかった」という例はありましたが、それはマークミスとは呼べません。
模擬試験の後で、3名から5名程度の少人数でディスカッションをしたことが5回くらいありますが、マークミスは常に誰かに起きていました。それほど高確率で発生するのです。マークミスを防ぐ方法は2つあります。まずは、上で紹介した2つのパターンに当てはまりそうなケースでは、マークを塗る時点で、より注意しながら塗ることです。当たり前のことですが、それをしない理由はないでしょう。そして、もう1つは見直す時間があれば「塗るつもりだったマークが塗られているか」を確認することです。時間がなければ実行しようがありませんが、時間がある場合はやるべきでしょう。リーディングはもちろんのこと、リスニングセクションでも、パート3とパート4なら見直すことでマークミスに気づく可能性はあります。
ただし、見直し作業をしている際に、最も警戒すべきことがあります。「直したら間違える法則」です。これは100パーセント正しい法則ではありませんが、78パーセントくらいは正しい気がします。「マークミス」を発見するつもりなのに「これ、本当に(B)のacceptableでいいのか。(D)のacceptedが正解じゃないのか」と迷いが生じた場合には、もともと選んでいたものを修正すると間違える法則です。見直す時間がある人は、すでにハイレベルである可能性が高いです。その人が、いったん(B)を選んでいた場合は、少なくとも(D)よりは正解である可能性が高いと判断していたはずです。見直す時には、(B)に不安を抱えていたとしても、(B)より(D)が正解である可能性が高い理由を思いつかない限りは、(B)のままにしておく方が正答できる可能性が高いということです。もちろん、最初に(B)を選んだ際に見落としていた情報に後で気づいた場合は別ですが、だいたいにおいては、直したら間違える法則は正しいようです。
リーディングセクションで470以上を安定的に取っているのに、まだ495を取れていない方は、もしかすると、たまにマークミスを犯しているのかも知れません。英語力とは無縁の力ですが、スコアにこだわる場合はマークミスを防ぐことにも意識的に取り組むべきでしょう。マークミスの発生メカニズムがさらに広範囲で解明され、有効な防止策が確立されたら「新TOEICテスト マークミス防止の技術」という本を出版することにします。
公開テストで、マークミスをしたことに気づく方法は1つ考えられます。それは「マークシートを持って帰って、設問と選択肢を思い出し照合する」ことです。あまり現実的ではありません。
模擬試験を多くの人に受験していただき、答え合わせをしてから細かくディスカッションをすると「マークミス」がいかに頻繁に発生するかに気づきます。先日、ある方は、リスニングセクションの誤答数が5前後でしたが、そのうち単純なマークミスが3問でした。ほかにも、ディスカッションをすると、次のような会話が起きることが頻繁です。
「はい、75番。間違った人はいますか」
「間違えました。あれ、これ(B)を選んだつもりなのに(C)を塗っています」
「では、176番。これはいかがですか」
「あれ、またマークミスです。絶対にTuesdayだと思っていたのに(C)ではなく(B)を塗っています」
マークミス発生メカニズムは完全には解明されていませんが、いくつかの傾向があるようです。
1. NOT問題
2. 順番
3. ほか
1. NOT問題
大文字のNOTを含むアイテムはパート7にのみ登場します。4つの選択肢のうち3つを消去することで解答できるタイプです。教材の中には、正解の選択肢の内容を、文書にある情報を使って「否定できる」ことがありますが、それはNOT型問題としては不適切です。あくまでも「正しいとは言えない」選択肢を選ぶことが求められているのが、TOEICにおける大文字のNOTの意味です。
では、例を見てみましょう。
What is NOT available for free?
(A) Printers
(B) Parking space
(C) Transportation service
(D) Access to the Internet
無料で提供されていないものが問われていますので、4つのうち3つは無料で提供されていることを、文書にある情報を使って判断できます。正解が(D)だとします。TOEICの世界ではインターネット利用が無料かどうか不明であることが多いですから。
Aさん:
「プリンターと交通についてはすぐに見つけたのよ。で、あと1つ、インターネットか駐車場を探すのに時間がかかってね。下の方にコメ印があったでしょ。あそこにparkingを見つけたから、ホッとしたわ。TOEICって意地悪ね。もっと近い所に書いておいてくれればいいのに」
診断:
死に物狂いで努力して最後に見つけた駐車場。それを発見した時の喜びは何にも代えがたいものだったはずです。この方は、高い確率で最後に見つけたparkingを選んでいます。つまり、自信たっぷりで誤答の(B)を塗ったでしょう。まさかマークミスをしたとは思っていません。評価は「おっちょこちょい」です。
2. 順番
選択肢の順番が錯覚を招く場合です。日付や曜日、月など「順番」が関係しそうな場面で起きるミスです。
例を見てみましょう。
When will the workshop be held?
(A) On Tuesday
(B) On Wednesday
(C) On Thursday
(D) On Friday
研修が開かれる日が問われています。正解が(B)だとしましょう。文書を読めば水曜日に開催されると判断可能です。
Bさん:
「研修は水曜でしょ。あれは楽勝だったわ。月曜は最終的な参加者の数がメールで知らされる日だし、確か火曜は機材の搬入日でしょ。で、搬入日の翌日にOne day研修があるってどこかに書かれてあったから、水曜が答えよ。木曜は反省会だし」
診断:
月曜は違う。火曜も違う。火曜の次は水曜日。だから水曜が正解だ、と判断したのは正しいです。ところが、この方は、頭の中で、月、火、水と数えてしまったのではないでしょうか。イチ・ニ・サン、ダー!と。その意識で選択肢を見て、上からイチ・ニ・サンで、(C)の木曜をダー!と選んだ可能性があります。評価は「妄想爆走型」です。
3. ほか
ほかに、どのようなパターンがあるでしょう。個人的に、今までに耳にした事例はいくつかありますが、どれも法則化できません。正解の選択肢の英語を誤解して「どれも選べなかった」という例はありましたが、それはマークミスとは呼べません。
模擬試験の後で、3名から5名程度の少人数でディスカッションをしたことが5回くらいありますが、マークミスは常に誰かに起きていました。それほど高確率で発生するのです。マークミスを防ぐ方法は2つあります。まずは、上で紹介した2つのパターンに当てはまりそうなケースでは、マークを塗る時点で、より注意しながら塗ることです。当たり前のことですが、それをしない理由はないでしょう。そして、もう1つは見直す時間があれば「塗るつもりだったマークが塗られているか」を確認することです。時間がなければ実行しようがありませんが、時間がある場合はやるべきでしょう。リーディングはもちろんのこと、リスニングセクションでも、パート3とパート4なら見直すことでマークミスに気づく可能性はあります。
ただし、見直し作業をしている際に、最も警戒すべきことがあります。「直したら間違える法則」です。これは100パーセント正しい法則ではありませんが、78パーセントくらいは正しい気がします。「マークミス」を発見するつもりなのに「これ、本当に(B)のacceptableでいいのか。(D)のacceptedが正解じゃないのか」と迷いが生じた場合には、もともと選んでいたものを修正すると間違える法則です。見直す時間がある人は、すでにハイレベルである可能性が高いです。その人が、いったん(B)を選んでいた場合は、少なくとも(D)よりは正解である可能性が高いと判断していたはずです。見直す時には、(B)に不安を抱えていたとしても、(B)より(D)が正解である可能性が高い理由を思いつかない限りは、(B)のままにしておく方が正答できる可能性が高いということです。もちろん、最初に(B)を選んだ際に見落としていた情報に後で気づいた場合は別ですが、だいたいにおいては、直したら間違える法則は正しいようです。
リーディングセクションで470以上を安定的に取っているのに、まだ495を取れていない方は、もしかすると、たまにマークミスを犯しているのかも知れません。英語力とは無縁の力ですが、スコアにこだわる場合はマークミスを防ぐことにも意識的に取り組むべきでしょう。マークミスの発生メカニズムがさらに広範囲で解明され、有効な防止策が確立されたら「新TOEICテスト マークミス防止の技術」という本を出版することにします。
疑問52 テクニックの意味
TOEICテストに対して「テクニックでスコアが上がるなテストはダメだ」に類する見解が示される場合があります。「テクニック」が指す内容によっては、確かにそういうテストは「良いテスト」とは呼びにくいです。
例えば、TOEICなら、Part 1とPart 2で、coffeeが選択肢にあれば今のところ不正解です(経験的に知っているという意味)。この事実を知っている、選択肢をほとんど聞き取れない受験者がcoffeeだけ聞き取り不正解だと判断し、さらに類似方法で別の選択肢も除外したら(Part 2なら)質問内容を理解せずに正解を選べます。よって、何もかも理解して正解を選べる受験者と差がつきません。もっとも、coffeeを含めて「何も聞き取れない」受験者との差はつきますが。(こういうことが通用するアイテムは少数)
なので、テクニックなるものを駆使して正解率を高めることができるテストはよくないという見方が生まれるのでしょう。でも「テクニック」は少なくても2つに分けて考えるべきです。裏技とか「グレーなこと」と呼ばれそうなことと、受験者が英語力をスコアに変換するために知っておくべきこと。coffeeを除外するのは前者。
後者は「テストの性質を理解すること」「それに対処する方法を知ること」「それを実践する練習をすること」などを含みます。ある時点におけるAさんの英語力と、それらを実行した後の英語力が仮に同じであれば(またはスコアへの影響がないくらいに小さな差しかなければ)、スコアは上がるでしょう。
両者の性格は異なります。
区別するために後者を(漢字で)「受験技術」と呼ぶなら、それは「速く解答する」「出題される項目だけ勉強する」などを指します。両者の違いは次のように説明できます。
「英語力が低いと使えない受験技術」が存在するので、英語力が高まるとそれに応じて使える受験技術が増えます。よって、それに気づけば、受験技術を使えるようになりたいなら英語力を伸ばす動機になりえます。一方、英語力を伸ばすきっかけになりえないものをテクニックと定義してもいいかな、と思います。
気づかずに技術だけを練習していると、スコアは「正しい状態」で落ち着きます。(勉強しているつもりなのに)800点の手前で3年間とか安定飛行しているなら、まさにその状態です。
数多くのテクニックや受験技術が存在します。
ボクは両方とも発見したり開発したりするのが好きですが、意識的にテクニックを伝えるのは控えめにしています。coffeeの例は、セミナーで話すと「ウケる」ので伝えますし、いくつかのテクニックは本にも書いています。
本などの商品名を考える会議には、参加したりしなかったりです。
「直前の技術」はボクが命名しました。
と書くと大げさですが、会議中、手元にあった紙に「直前の技術」と書いたら、それを見た編集長が採用してくれたのです。表紙には「テクニック」というルビがあります。当然それは営業チームが提案しました。
ボクは嫌でしたがメインタイトルが採用されることを優先し、ルビならいいか、と思って承諾したのです(妥協とも言います)。
発売は2004年の12月。改訂されましたが名称は引継ぎ、うれしいことに多くの受験者のお役に立っているようです。
会議に参加したので、自分の想いを盛り込んだタイトルになりました。
でも・・・
会議に参加しないと、こうなります。
例えば、TOEICなら、Part 1とPart 2で、coffeeが選択肢にあれば今のところ不正解です(経験的に知っているという意味)。この事実を知っている、選択肢をほとんど聞き取れない受験者がcoffeeだけ聞き取り不正解だと判断し、さらに類似方法で別の選択肢も除外したら(Part 2なら)質問内容を理解せずに正解を選べます。よって、何もかも理解して正解を選べる受験者と差がつきません。もっとも、coffeeを含めて「何も聞き取れない」受験者との差はつきますが。(こういうことが通用するアイテムは少数)
なので、テクニックなるものを駆使して正解率を高めることができるテストはよくないという見方が生まれるのでしょう。でも「テクニック」は少なくても2つに分けて考えるべきです。裏技とか「グレーなこと」と呼ばれそうなことと、受験者が英語力をスコアに変換するために知っておくべきこと。coffeeを除外するのは前者。
後者は「テストの性質を理解すること」「それに対処する方法を知ること」「それを実践する練習をすること」などを含みます。ある時点におけるAさんの英語力と、それらを実行した後の英語力が仮に同じであれば(またはスコアへの影響がないくらいに小さな差しかなければ)、スコアは上がるでしょう。
両者の性格は異なります。
区別するために後者を(漢字で)「受験技術」と呼ぶなら、それは「速く解答する」「出題される項目だけ勉強する」などを指します。両者の違いは次のように説明できます。
「受験技術」を伸ばしたAさんのスコアが80点上がったのなら、Aさんは前回、80点を取り損ねていた。よって、受験技術を磨いたら取れるべきスコアを取ることができた。その後、「テクニック」を磨いたら、さらに30点伸ばすことができた。
「英語力が低いと使えない受験技術」が存在するので、英語力が高まるとそれに応じて使える受験技術が増えます。よって、それに気づけば、受験技術を使えるようになりたいなら英語力を伸ばす動機になりえます。一方、英語力を伸ばすきっかけになりえないものをテクニックと定義してもいいかな、と思います。
気づかずに技術だけを練習していると、スコアは「正しい状態」で落ち着きます。(勉強しているつもりなのに)800点の手前で3年間とか安定飛行しているなら、まさにその状態です。
数多くのテクニックや受験技術が存在します。
ボクは両方とも発見したり開発したりするのが好きですが、意識的にテクニックを伝えるのは控えめにしています。coffeeの例は、セミナーで話すと「ウケる」ので伝えますし、いくつかのテクニックは本にも書いています。
本などの商品名を考える会議には、参加したりしなかったりです。
「直前の技術」はボクが命名しました。
と書くと大げさですが、会議中、手元にあった紙に「直前の技術」と書いたら、それを見た編集長が採用してくれたのです。表紙には「テクニック」というルビがあります。当然それは営業チームが提案しました。
ボクは嫌でしたがメインタイトルが採用されることを優先し、ルビならいいか、と思って承諾したのです(妥協とも言います)。
発売は2004年の12月。改訂されましたが名称は引継ぎ、うれしいことに多くの受験者のお役に立っているようです。
会議に参加したので、自分の想いを盛り込んだタイトルになりました。
でも・・・
会議に参加しないと、こうなります。
疑問46 あのシールを上手に切る方法とは
TOEICの問題冊子にはシールが貼られています。
目的は(試験日より前の)問題漏洩を防止することと、試験日に試験開始時刻より前に受験者が開封できないようにすることでしょう。
試験が始まると日本語のアナウンスが流れます。「シールを切って」という指示があったら、受験者はシールを切りますが、意外と時間がかかります。また、下手にやると問題冊子が破れます。ま、破れても何も支障はないですが。
カッターナイフがあれば一瞬でキレイに切ることができますが、ナイフがネチャネチャになる可能性があります。それ以前に、ナイフを使うことは禁じられています。というか、余計なものを机に置くことはできません。
よって、道具を使うことはできません。
ウソです。道具はあります。
机の上に置かれている、受験番号が書かれた白い紙。あれを上手に使うとカッターナイフの代わりになるのです。静かに「気」を溜めてから、一気にシュッと動かせばスパッとシールを切れます。失敗すると紙がフニャっとなるので、その時点で諦めてください。
その紙、または受験票を使うことが可能です。これら2つを使うことは禁止されるはずがないので、シールを切ることで苦労しているなら試してみてください。
注意:大きなメリットはありません。
目的は(試験日より前の)問題漏洩を防止することと、試験日に試験開始時刻より前に受験者が開封できないようにすることでしょう。
試験が始まると日本語のアナウンスが流れます。「シールを切って」という指示があったら、受験者はシールを切りますが、意外と時間がかかります。また、下手にやると問題冊子が破れます。ま、破れても何も支障はないですが。
カッターナイフがあれば一瞬でキレイに切ることができますが、ナイフがネチャネチャになる可能性があります。それ以前に、ナイフを使うことは禁じられています。というか、余計なものを机に置くことはできません。
よって、道具を使うことはできません。
ウソです。道具はあります。
机の上に置かれている、受験番号が書かれた白い紙。あれを上手に使うとカッターナイフの代わりになるのです。静かに「気」を溜めてから、一気にシュッと動かせばスパッとシールを切れます。失敗すると紙がフニャっとなるので、その時点で諦めてください。
その紙、または受験票を使うことが可能です。これら2つを使うことは禁止されるはずがないので、シールを切ることで苦労しているなら試してみてください。
注意:大きなメリットはありません。
疑問29 TOEICスコアで単位認定することの意味は
疑問28に、一定のスコアを取得すれば単位認定される大学が増えていると書きました。
そのシステムはアホだと思います。かなり。
単位って、その「授業の内容」を習得した場合に与えるものでしょ、本来は。なのに、例えば「500点を取得したら単位認定」するのは妙です。
もちろん、導入される理由もあるでしょう。
「こうでもしないと学生が勉強しないから」とか
「そうすることで少しでも勉強時間が増えるはず」とか。
でも、ちょっと考えれば次のことが分かりますし、実際に起きているのはこんなことです。
・その授業内容は、そもそもTOEICに関係ない
・その授業内容を「習得したか」どうかに関係ない
・そのスコアを取得した学生は、授業に出席しなくなる
・そんな状況を先生自身が嘆くこともある
これは教育放棄みたいなもんです。
特定の授業の単位認定にTOEICスコアを利用する理由があるとすれば、ボクは1つしかないと思います。授業自体が「TOEIC」というクラスの場合。それなら自然です。TOEICを教えて、TOEICで成果測定し、単位認定するなら。そうじゃないなら、単に意味不明。
先生が本来教えることを放棄しているとしか思えません。または、独自のテストを作ることが面倒だとか、採点が面倒だとか。ほかに理由があるでしょうか。
あります。
大学がTOEICの販売代理店として儲ける。これならボクは納得できます。
「500点を取得したら単位認定」にしておき、IPテストを実施する。受験料が入る。仕入れ原価と受験料の差で儲ける。非常に合理的です。
実際は、受験料と原価の差が小さいケースが多いので、こんな考え方が成立しているケースは少ないでしょうし、少ないことを願います。でも、だからこそTOEICを利用して単位認定する理由がないはず、と強く思います。
そのシステムはアホだと思います。かなり。
単位って、その「授業の内容」を習得した場合に与えるものでしょ、本来は。なのに、例えば「500点を取得したら単位認定」するのは妙です。
もちろん、導入される理由もあるでしょう。
「こうでもしないと学生が勉強しないから」とか
「そうすることで少しでも勉強時間が増えるはず」とか。
でも、ちょっと考えれば次のことが分かりますし、実際に起きているのはこんなことです。
・その授業内容は、そもそもTOEICに関係ない
・その授業内容を「習得したか」どうかに関係ない
・そのスコアを取得した学生は、授業に出席しなくなる
・そんな状況を先生自身が嘆くこともある
これは教育放棄みたいなもんです。
特定の授業の単位認定にTOEICスコアを利用する理由があるとすれば、ボクは1つしかないと思います。授業自体が「TOEIC」というクラスの場合。それなら自然です。TOEICを教えて、TOEICで成果測定し、単位認定するなら。そうじゃないなら、単に意味不明。
先生が本来教えることを放棄しているとしか思えません。または、独自のテストを作ることが面倒だとか、採点が面倒だとか。ほかに理由があるでしょうか。
あります。
大学がTOEICの販売代理店として儲ける。これならボクは納得できます。
「500点を取得したら単位認定」にしておき、IPテストを実施する。受験料が入る。仕入れ原価と受験料の差で儲ける。非常に合理的です。
実際は、受験料と原価の差が小さいケースが多いので、こんな考え方が成立しているケースは少ないでしょうし、少ないことを願います。でも、だからこそTOEICを利用して単位認定する理由がないはず、と強く思います。
疑問28 大学生がTOEICを受験する理由は
TOEICを受験する大学生が急増しています。
ここ数年ずっと感じていますが、テスト会場で目撃する受験者の年齢が下がっているのは確実でしょう。実際、大学生かどうかはともかく「学生」の受験者は50万人を超えているのです。年間の受験者数は約150万ですから、すごい数ですね。
大学生が受験する理由はいくつかあります。
入学直後や新学期が始まるときに「クラス分けテスト」として受験する場合が多いようです。1年生の受験者数(IPテスト)は、たしか12万人くらいで、圧倒的に多い。2年生、3年生、4年生と徐々に減ります。つまり、1年生は「強制的に」受験させられているケースが多いということです。
一定のスコアを取得すれば「単位」が認定されるケースが増えています。
「一定のスコアを取らなければ卒業(進級)できない」大学も増えつつあります。かなりつらいですね、それは。ボクもいくつか知っていますが、実際に留年しそうになると退学したり転部したりする学生もいるようです。
あとは「就職活動」です。3年生がメインでしょう。
1年生の受験者数は、3年生の受験者数より圧倒的に多い(5倍くらいのはず)ことを考えると、実は就職活動を理由に受験する3年生は意外と少ないですが。でも、もしかするとIPテストではなくSPテスト(公開テスト)においては3年生が1年生を大きく上回っているかも知れません。
TOEICのスコアを持っていなければ、就職活動の「エントリーシート」というやつを提出できない場合もあるようです。なので、せめて受験だけはしておかないと門前払いになる可能性があるということです。どうせスコアが重視されることはないでしょうから、必須にしなくてもいいはずだと個人的には思います。
大学生にとって本来は受ける必要なんかあるはずのないTOEICを受験するのは人にとっては苦痛でしょうね。
ここ数年ずっと感じていますが、テスト会場で目撃する受験者の年齢が下がっているのは確実でしょう。実際、大学生かどうかはともかく「学生」の受験者は50万人を超えているのです。年間の受験者数は約150万ですから、すごい数ですね。
大学生が受験する理由はいくつかあります。
入学直後や新学期が始まるときに「クラス分けテスト」として受験する場合が多いようです。1年生の受験者数(IPテスト)は、たしか12万人くらいで、圧倒的に多い。2年生、3年生、4年生と徐々に減ります。つまり、1年生は「強制的に」受験させられているケースが多いということです。
一定のスコアを取得すれば「単位」が認定されるケースが増えています。
「一定のスコアを取らなければ卒業(進級)できない」大学も増えつつあります。かなりつらいですね、それは。ボクもいくつか知っていますが、実際に留年しそうになると退学したり転部したりする学生もいるようです。
あとは「就職活動」です。3年生がメインでしょう。
1年生の受験者数は、3年生の受験者数より圧倒的に多い(5倍くらいのはず)ことを考えると、実は就職活動を理由に受験する3年生は意外と少ないですが。でも、もしかするとIPテストではなくSPテスト(公開テスト)においては3年生が1年生を大きく上回っているかも知れません。
TOEICのスコアを持っていなければ、就職活動の「エントリーシート」というやつを提出できない場合もあるようです。なので、せめて受験だけはしておかないと門前払いになる可能性があるということです。どうせスコアが重視されることはないでしょうから、必須にしなくてもいいはずだと個人的には思います。
大学生にとって本来は受ける必要なんかあるはずのないTOEICを受験するのは人にとっては苦痛でしょうね。
疑問25 問題冊子に書き込み、他人に迷惑を掛ける
TOEICには、いろいろな注意事項(禁止事項)があります。
その中で、多くの受験者が守らない、というか守りたくない(?)のが「書き込み禁止」かも知れません。問題用紙や、その他資材への書き込みは禁止されています。公式サイトや受験票などにも明記されています。
関連記事は疑問19などです。
問題冊子に書き込みをするとどうなるか。
試験監督から注意されます。小さなメモが机に置かれるようです。そのメモには「書き込みしないでください」と書かれています。ボクは見たことありませんが。
「いや、そんな経験はない」と思う方もいるでしょう。
だからと言って、その行為を正当化できるわけではありません。バレないように殺人しても犯罪であることは確かです。理由は禁じられているから。書き込みするのは注意されなくても正当行為ではないですね。理由は禁じられているから。
さらに・・・
試験監督はルール違反を行った受験者のIDなど情報をアメリカ(主催者)に報告することになっています。具体的に何をした受験者を報告するのかは知りませんし、その後どのような措置がある(ない)のかも知りませんが。たぶん、問題冊子も採点のためにアメリカに送られます(TOEICの採点はアメリカで行います)から、受験番号と「禁止行為をやったヒト」がマッチングされてデータベース化されているのかも知れません。推測ですけど(そんな面倒なことはやってないでしょうが)。
ちょっと別次元の話。
Aさんが試験監督から試験中に注意(warning)を受けることで、隣に座っているBさんの注意(attention)が分散してしまう可能性があります。Bさんにとっては迷惑かも知れませんね。わざわざ他人に迷惑を掛けるような行為は誰のためにもなりません。本人にとっても、どうせメリットが(ひじょ〜に)小さいのに、書き込みをすることで他人に迷惑を掛ける場合があるのです。結局だれにとっても役立たないマイナス行為、害虫みたいなもんです。
その中で、多くの受験者が守らない、というか守りたくない(?)のが「書き込み禁止」かも知れません。問題用紙や、その他資材への書き込みは禁止されています。公式サイトや受験票などにも明記されています。
関連記事は疑問19などです。
問題冊子に書き込みをするとどうなるか。
試験監督から注意されます。小さなメモが机に置かれるようです。そのメモには「書き込みしないでください」と書かれています。ボクは見たことありませんが。
「いや、そんな経験はない」と思う方もいるでしょう。
だからと言って、その行為を正当化できるわけではありません。バレないように殺人しても犯罪であることは確かです。理由は禁じられているから。書き込みするのは注意されなくても正当行為ではないですね。理由は禁じられているから。
さらに・・・
試験監督はルール違反を行った受験者のIDなど情報をアメリカ(主催者)に報告することになっています。具体的に何をした受験者を報告するのかは知りませんし、その後どのような措置がある(ない)のかも知りませんが。たぶん、問題冊子も採点のためにアメリカに送られます(TOEICの採点はアメリカで行います)から、受験番号と「禁止行為をやったヒト」がマッチングされてデータベース化されているのかも知れません。推測ですけど(そんな面倒なことはやってないでしょうが)。
ちょっと別次元の話。
Aさんが試験監督から試験中に注意(warning)を受けることで、隣に座っているBさんの注意(attention)が分散してしまう可能性があります。Bさんにとっては迷惑かも知れませんね。わざわざ他人に迷惑を掛けるような行為は誰のためにもなりません。本人にとっても、どうせメリットが(ひじょ〜に)小さいのに、書き込みをすることで他人に迷惑を掛ける場合があるのです。結局だれにとっても役立たないマイナス行為、害虫みたいなもんです。
疑問21 テストフォームは複数ある
東京と大阪でテストが違う?
TOEIC 公開テストは全国で実施されますが、たとえば青森と埼玉では異なるテスト問題が使われます。千葉と大阪も違う。正確に言えば都道府県が単位ではなく、(たぶん)会場単位で異なります。
福岡の中でもAという会場とBという会場では異なる可能性がありますが、そのBと熊本にあるPという会場が同じテストであることもあります。
テスト問題は「テストフォーム」と呼ばれます。FORMです。
全部でいくつのフォームがあるのかは知りません。知りませんが同じ日に実施されるテストで使用されるフォームの数は2つから4つであることが多いようです。2006年5月に始まった、いわゆる新形式のTOEICでは、しばらくは3つか4つのフォームが使われましたが2006年の後半とか2007年は2つであることが多いみたいです。
テストフォームが異なると200問すべてが異なるわけではありません。
リスニングとリーディングそれぞれ100問ですが、そのうち(たぶん)20問とか30問くらいは完全に同じ問題です。たとえば、Part 1の写真問題なら10枚のうち4枚が共通というように。
複数のテストフォームが使用される理由は、テスト主催者の立場で考えると明らかです。当然のことだと思います。いくつか理由はあるかも知れませんが調査と分析に役立つからです。そして、それはテスト自体の品質保証につながるわけで、よいことです。
TOEIC 公開テストは全国で実施されますが、たとえば青森と埼玉では異なるテスト問題が使われます。千葉と大阪も違う。正確に言えば都道府県が単位ではなく、(たぶん)会場単位で異なります。
福岡の中でもAという会場とBという会場では異なる可能性がありますが、そのBと熊本にあるPという会場が同じテストであることもあります。
テスト問題は「テストフォーム」と呼ばれます。FORMです。
全部でいくつのフォームがあるのかは知りません。知りませんが同じ日に実施されるテストで使用されるフォームの数は2つから4つであることが多いようです。2006年5月に始まった、いわゆる新形式のTOEICでは、しばらくは3つか4つのフォームが使われましたが2006年の後半とか2007年は2つであることが多いみたいです。
テストフォームが異なると200問すべてが異なるわけではありません。
リスニングとリーディングそれぞれ100問ですが、そのうち(たぶん)20問とか30問くらいは完全に同じ問題です。たとえば、Part 1の写真問題なら10枚のうち4枚が共通というように。
複数のテストフォームが使用される理由は、テスト主催者の立場で考えると明らかです。当然のことだと思います。いくつか理由はあるかも知れませんが調査と分析に役立つからです。そして、それはテスト自体の品質保証につながるわけで、よいことです。
疑問19 問題冊子への書き込み その3
問題冊子に点や線などを付けるメリットあり?
疑問16の続きです。
3. 選択肢の記号の近くにマルとかバツを付ける
これはメリットあります。書き込みが禁止される前、ボクはやってました。
ただ単にマルとかバツを付けるのが目的ではなく、自分が選択するつもりの記号の横に印を付けておき「マークシートを使わない」ことに意味がありました。
よって、Part 1 と Part 2 は無関係。Part 3 と Part 4 です。自分が「消去したい」ものにバツを付けることはしませんでした。「選択したい」記号の横に印を付けるのです。
で、すぐに下を見ると次の設問があります。それを読む。当時は、Part 3 と Part 4 で50問でしたから、50個の印を溜めてから、一気にマークシートに転記します。リスニング・セクションが終わってから。
これは大きな意味がありました。「設問の先読み」が楽になったので。それだけです。リーディング・セクションでは、あまり意味ないです。
ということで、問題冊子に書き込むメリットはあったということです。
今は禁止されていますが。
疑問16の続きです。
3. 選択肢の記号の近くにマルとかバツを付ける
これはメリットあります。書き込みが禁止される前、ボクはやってました。
ただ単にマルとかバツを付けるのが目的ではなく、自分が選択するつもりの記号の横に印を付けておき「マークシートを使わない」ことに意味がありました。
よって、Part 1 と Part 2 は無関係。Part 3 と Part 4 です。自分が「消去したい」ものにバツを付けることはしませんでした。「選択したい」記号の横に印を付けるのです。
で、すぐに下を見ると次の設問があります。それを読む。当時は、Part 3 と Part 4 で50問でしたから、50個の印を溜めてから、一気にマークシートに転記します。リスニング・セクションが終わってから。
これは大きな意味がありました。「設問の先読み」が楽になったので。それだけです。リーディング・セクションでは、あまり意味ないです。
ということで、問題冊子に書き込むメリットはあったということです。
今は禁止されていますが。
疑問18 問題冊子への書き込み その2
問題冊子に点や線などを付けるメリットあり?
疑問16の続きです。
2. 点とか線など付けて、何らかの情報が目立つようにする
具体的に考えてみると、どこで何をやるのか?
まず、Part 1 2 は必要ないので、リスニングセクションならPart 3 4 だろうか。と一瞬だけ思ったけど、やはり意味なし。Part 3 4 で何かに印をつけたくなるとは思えない。そんなことをやっても役には立たないでしょう。
単なるクセとして不正解を決定するフレーズなどに線を引くなりバツをつけたい人はいるのかも知れないですが。でも、実質的には意味ないでしょう。それをできるのであれば
不正解である判断を下しているのですから。
Part 5 6 は? まったく必要ないでしょうね。ということで、Part 7 か。
Part 7 で文書の中で線を引いたり印を付けるとすれば、設問のヒント(らしき個所)に付けるのでしょう、きっと。で、それを見つけても正解が分からない場合。
ほかの場所を読んでも正解が分からないときに、戻りやすくするため?
前提として「迷った」場合ですね。でも、迷うかどうかは事前に分からないのでヒントを発見したら線を引くことにしておけば後で振り返りやすくはなります。
スコアアップにはあまり貢献しないでしょうが、Part 7 なら印を付けることに少し意味があるような気がします。
禁止されてますけど。
疑問16の続きです。
2. 点とか線など付けて、何らかの情報が目立つようにする
具体的に考えてみると、どこで何をやるのか?
まず、Part 1 2 は必要ないので、リスニングセクションならPart 3 4 だろうか。と一瞬だけ思ったけど、やはり意味なし。Part 3 4 で何かに印をつけたくなるとは思えない。そんなことをやっても役には立たないでしょう。
単なるクセとして不正解を決定するフレーズなどに線を引くなりバツをつけたい人はいるのかも知れないですが。でも、実質的には意味ないでしょう。それをできるのであれば
不正解である判断を下しているのですから。
Part 5 6 は? まったく必要ないでしょうね。ということで、Part 7 か。
Part 7 で文書の中で線を引いたり印を付けるとすれば、設問のヒント(らしき個所)に付けるのでしょう、きっと。で、それを見つけても正解が分からない場合。
ほかの場所を読んでも正解が分からないときに、戻りやすくするため?
前提として「迷った」場合ですね。でも、迷うかどうかは事前に分からないのでヒントを発見したら線を引くことにしておけば後で振り返りやすくはなります。
スコアアップにはあまり貢献しないでしょうが、Part 7 なら印を付けることに少し意味があるような気がします。
禁止されてますけど。
疑問16 問題冊子への書き込み その1
問題冊子に、聞き取ったことをメモするべき?
「いやいや、禁止されてるよ」で終わり。
ただ、もしメモが認められていたら、いったい何を書くのかってことについて、ちょいと考えてみましょうか。
まず、繰り返しますが、問題冊子への書き込みは禁止です。
厳密には、解答用紙のマーク欄以外への書き込みはすべて禁止されているってことです。確か、禁止になったのは、1998年くらい。受験票とか、しおりなどに書かれていますし、試験監督もアナウンスしています。十分すぎるくらいに。
で、もし書き込みが禁止されていなければ、どんな可能性があるのか。
------------------------------------------------------------
1. リスニングで聞き取ったことをメモする
2. 点とか線など付けて、何らかの情報が目立つようにする
3. 選択肢の記号の近くにマルとかバツを付ける
4. ほか? (思いつかない)
------------------------------------------------------------
1. リスニングで聞き取ったことをメモする
「メモを禁止するのはヘンだな。だって、日常ではメモすることが当たり前じゃんか」と言う人がいるでしょう。日常がどうか、ということを、テストのルールを否定する
根拠にするという発想が意見としては幼稚すぎます。
なので、議論する価値もないのですが、仮にメモが認められていたらどうなのか。
スコアは下がるでしょう。
TOEICを何回か受験すれば気づくでしょうが、聞き取った(つもりの)ことをメモすれば、おそらくボクでもスコアダウンしますよ。当然。
あの環境でメモなんかしたら、何の役にも立たないどころか、確実にマイナスになるでしょう。読むことと聞くことをかなり犠牲にしますからね、あの環境で。
ということで、たいして理由を説明してませんが、
1. 聞き取ったことをメモする は秒殺否定です。
「いやいや、禁止されてるよ」で終わり。
ただ、もしメモが認められていたら、いったい何を書くのかってことについて、ちょいと考えてみましょうか。
まず、繰り返しますが、問題冊子への書き込みは禁止です。
厳密には、解答用紙のマーク欄以外への書き込みはすべて禁止されているってことです。確か、禁止になったのは、1998年くらい。受験票とか、しおりなどに書かれていますし、試験監督もアナウンスしています。十分すぎるくらいに。
で、もし書き込みが禁止されていなければ、どんな可能性があるのか。
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1. リスニングで聞き取ったことをメモする
2. 点とか線など付けて、何らかの情報が目立つようにする
3. 選択肢の記号の近くにマルとかバツを付ける
4. ほか? (思いつかない)
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1. リスニングで聞き取ったことをメモする
「メモを禁止するのはヘンだな。だって、日常ではメモすることが当たり前じゃんか」と言う人がいるでしょう。日常がどうか、ということを、テストのルールを否定する
根拠にするという発想が意見としては幼稚すぎます。
なので、議論する価値もないのですが、仮にメモが認められていたらどうなのか。
スコアは下がるでしょう。
TOEICを何回か受験すれば気づくでしょうが、聞き取った(つもりの)ことをメモすれば、おそらくボクでもスコアダウンしますよ。当然。
あの環境でメモなんかしたら、何の役にも立たないどころか、確実にマイナスになるでしょう。読むことと聞くことをかなり犠牲にしますからね、あの環境で。
ということで、たいして理由を説明してませんが、
1. 聞き取ったことをメモする は秒殺否定です。
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