疑問85 受験料アップと謎
2014年4月に消費税率が8パーセントに引き上げられるため、TOEICの受験料も上がります。2014年4月13日に実施される第189回TOEIC公開テストからです。ただし、申し込みが可能となる2014年2月7日から新しい受験料が適用されるようです。受験料の定価は、5,565円(税込)から5,725円(税込)になります。税抜価格は5,300円です。
インターネットで、しかも、頻繁に申し込む人は「リピート割引価格」を払う機会が多いはずです。その受験料は、4,950円(税込)から5,092円(税込)に上がります。
こうやって数字を見てみると、「リピート割引価格4,950円」という設定は「見た目」を重視した営業施策だったことが容易に推測できます。なぜなら、定価である5,565円は、5,300円に消費税265円を加えた価格であるのに対して、4,950円に含まれる消費税を計算するときれいに割り切れないからです。小数点第3位まで表示すると、4714.286円に235,714円を加えた計算になります。
ほぼ間違いなく、4,950円という税込価格が先に決定されたのでしょう。1の位がゼロですし、見た目の美しさが優先されたと思われます。「インターネット経由で申し込み、毎年連続受験しまくれば、なんと受験料が5,000円未満になる」ので、「安さ」が目立ちます。しかしながら、消費税が8パーセントになることで、ややこしいことになります。
「リピート割引価格」の税抜定価はいくらでしょうか。4,714円だと仮定すると、消費税235.7円を加えて4,949.7円ですから、4,950円という現状の受験料は妥当です。しかし、4,714円に8パーセントの消費税377.12円を加えると計算上は5091.12円になりますが、実際は5,092円に上がります。これはつまり、4,950円という価格が、ある意味、いい加減に決められていたことを表しているでしょう。消費税の変動を見込んでいたら、こんなおかしなことになるのを避けるために、最初から税抜価格を先に決めていたはずだからです。
インターネットで、しかも、頻繁に申し込む人は「リピート割引価格」を払う機会が多いはずです。その受験料は、4,950円(税込)から5,092円(税込)に上がります。
こうやって数字を見てみると、「リピート割引価格4,950円」という設定は「見た目」を重視した営業施策だったことが容易に推測できます。なぜなら、定価である5,565円は、5,300円に消費税265円を加えた価格であるのに対して、4,950円に含まれる消費税を計算するときれいに割り切れないからです。小数点第3位まで表示すると、4714.286円に235,714円を加えた計算になります。
ほぼ間違いなく、4,950円という税込価格が先に決定されたのでしょう。1の位がゼロですし、見た目の美しさが優先されたと思われます。「インターネット経由で申し込み、毎年連続受験しまくれば、なんと受験料が5,000円未満になる」ので、「安さ」が目立ちます。しかしながら、消費税が8パーセントになることで、ややこしいことになります。
「リピート割引価格」の税抜定価はいくらでしょうか。4,714円だと仮定すると、消費税235.7円を加えて4,949.7円ですから、4,950円という現状の受験料は妥当です。しかし、4,714円に8パーセントの消費税377.12円を加えると計算上は5091.12円になりますが、実際は5,092円に上がります。これはつまり、4,950円という価格が、ある意味、いい加減に決められていたことを表しているでしょう。消費税の変動を見込んでいたら、こんなおかしなことになるのを避けるために、最初から税抜価格を先に決めていたはずだからです。
第158回TOEIC公開テストで行った実験
第158回のTOEIC公開テストを2010年10月31日に受験しました。今回の正答数はリスニングセクションで50問、リーディングセクションで60問です。
予想スコアは次の通りです。
リスニング:220 リーディング:245
正答数をこれらにした理由は、企業研修や大学での授業を受講する方々の多くが、合計スコアで400点から600点に入っているからです。
リスニングセクションでは、パート1を10問正答し、かつ、パート2の全問を不正解にしました。これによりパート1の10問が、どの「項目」に分類されたかを検証できます。これまで、この実験をしたことがなかったことに気づいたので、今回チャレンジしました。
リーディングセクションで正答したのは、パート5の40問とパート7の後半20問です。パート7のダブルパッセージには、同義語問題が1問あったので、それだけが「語彙が理解できる」という項目に分類されます。それ以外の19問が「項目別正答率」にどのように反映されるかを調べることが調査目的です。
ダブルパッセージの20問は、いずれも難しいとは言えないアイテムばかりでしたが「選択肢参照型」が多かったことにより、情報検索力よりは、より読解力が求められていたと思われます。
詳しい実験内容や結果、および、今回のテストで発生した超常現象については無料メルマガでも報告します。
おまけ。この対談音声のダウンロード回数が1,500を超えました。
予想スコアは次の通りです。
リスニング:220 リーディング:245
正答数をこれらにした理由は、企業研修や大学での授業を受講する方々の多くが、合計スコアで400点から600点に入っているからです。
リスニングセクションでは、パート1を10問正答し、かつ、パート2の全問を不正解にしました。これによりパート1の10問が、どの「項目」に分類されたかを検証できます。これまで、この実験をしたことがなかったことに気づいたので、今回チャレンジしました。
リーディングセクションで正答したのは、パート5の40問とパート7の後半20問です。パート7のダブルパッセージには、同義語問題が1問あったので、それだけが「語彙が理解できる」という項目に分類されます。それ以外の19問が「項目別正答率」にどのように反映されるかを調べることが調査目的です。
ダブルパッセージの20問は、いずれも難しいとは言えないアイテムばかりでしたが「選択肢参照型」が多かったことにより、情報検索力よりは、より読解力が求められていたと思われます。
詳しい実験内容や結果、および、今回のテストで発生した超常現象については無料メルマガでも報告します。
おまけ。この対談音声のダウンロード回数が1,500を超えました。
疑問75 公開テストの申込受付期間
ほんの一部のTOEIC受験者が抱いている愚問があります。数年前から安定していた「ある設定」に突然変異が起きたからです。
それは「申込期間」です。
第153回(2010年3月実施)を例にすると、インターネット経由の申込期間は、2010年1月5日(火)に始まり、2月2日(火)の正午が締め切りです。郵送だと前日の2月1日の月曜が締め切り日です。
2010年のスケジュールによれば、インターネット経由ですと締切日の基本が火曜になっています。第158回(2010年10月実施)は水曜ですが、連休の影響だと思われます。
以前は木曜が基本でした。郵送での締切は前日の水曜。
なぜ、締切日は木曜から火曜に変わったのか。
知りません。
それは「申込期間」です。
第153回(2010年3月実施)を例にすると、インターネット経由の申込期間は、2010年1月5日(火)に始まり、2月2日(火)の正午が締め切りです。郵送だと前日の2月1日の月曜が締め切り日です。
2010年のスケジュールによれば、インターネット経由ですと締切日の基本が火曜になっています。第158回(2010年10月実施)は水曜ですが、連休の影響だと思われます。
以前は木曜が基本でした。郵送での締切は前日の水曜。
なぜ、締切日は木曜から火曜に変わったのか。
知りません。
疑問70 成果測定ツールとしてのIPテスト
2006年5月に新形式のTOEICテストが導入され、IPテストは1年後の2007年5月から新形式になりました。IPテストの「実施回数」は非常に多いです。少人数での実施が可能ですから小規模のIPテストは毎日どこかで実施されているかも知れません。
IPテストは学校や企業で「クラス分けテスト」および「成果測定テスト」として利用されることが多いです。例えば、特定の学校の特定のクラスで1年間の授業があるとして、コース開始時点ではクラス分けを目的に実施。コース終了時には成果測定。そういう環境では、講師はプレッシャーを感じつつ全力で教えるでしょう。何しろ結果が数値(スコア)で出ますから。
IPテストが成果測定ツールとして機能する背景には「テストの信頼性」があります。クラス分けに使用したテストフォームAと成果測定に使うフォームBで算出されるスコアを比較することが「合理的な説明範囲内で妥当」でなければ成果測定には使いにくいです。TOEICは、その「妥当性がある」または、少なくとも「妥当性があると言えるくらいに信用されている」テストです。
しかしながら、「フォームが異なるテストで単純比較するのは嫌だ」「ほかに良い方法がないのか」と感じる講師やテスト運営者、コース主催者もいるでしょう。同じフォームを同じグループに2回受験させることが可能なら、文字通り単純比較が可能になるわけですから、その方が、より正確な成果測定になる、と思う気持ちも理解できます。
じゃ、そうすればいい。
実は、IPテストのフォームは主催者が選べます。特定のフォーム番号を指定するという方法ではありませんが「今回のテストは成果測定が目的で、受験者グループは前回のクラス分けテストと同じ。だから同じフォームを使う」という申請をすれば同じフォームで実施することができます。
仮に4月にクラス分けテストを実施して翌年3月に成果測定をするなら、ブランクは1年です。同じフォームを使用する事実を受講者には言わず、かつ、講師がクラス分けテストの内容を知らないのであれば、十分に成果測定ツールとして機能するでしょう。つまり、より良い結果を出すためだけに、不正な行為が起きないのであれば。
また、成果測定テストより前に、公開テストを繰り返し受験する受講者がいたとしても、それらと同じフォームがIPテストに使用されることはありません。同じ年度内で再利用されることはないからです。そして、疑問15で言及したように、日本で実施されるIPテストは、日本で実施された公開テストの再利用とは限りません。外国(フランスなど)で実施された公開テストが日本でIPテストとして利用されることもあります。公開テストが新形式になったのは2006年5月で、IPテストがその1年後ですから、もし日本国内だけで再利用するならば、デジャブ現象が起きまくり信頼性が揺らいでしまいます。よって、クラス分けテストと成果測定テストを同一フォームで実施することには十分に合理的な判断だと言えます。もちろん、異なるフォームを使ったとしてもTOEICのスコアは信頼性がかなり高いので、それも合理的ではありますが。
なお、団体によっては同一年度内にIPテストを「たくさん」実施しますが、フォームは5種類しかありません。もし、常に異なるフォームを使いたい場合でも、6回目以降は、1〜5回目のどれかと同じフォームになります。これは公表されている情報ではないかも知れませんが、実際にIPテストを運営している方からそう聞きました。
IPテストは学校や企業で「クラス分けテスト」および「成果測定テスト」として利用されることが多いです。例えば、特定の学校の特定のクラスで1年間の授業があるとして、コース開始時点ではクラス分けを目的に実施。コース終了時には成果測定。そういう環境では、講師はプレッシャーを感じつつ全力で教えるでしょう。何しろ結果が数値(スコア)で出ますから。
IPテストが成果測定ツールとして機能する背景には「テストの信頼性」があります。クラス分けに使用したテストフォームAと成果測定に使うフォームBで算出されるスコアを比較することが「合理的な説明範囲内で妥当」でなければ成果測定には使いにくいです。TOEICは、その「妥当性がある」または、少なくとも「妥当性があると言えるくらいに信用されている」テストです。
しかしながら、「フォームが異なるテストで単純比較するのは嫌だ」「ほかに良い方法がないのか」と感じる講師やテスト運営者、コース主催者もいるでしょう。同じフォームを同じグループに2回受験させることが可能なら、文字通り単純比較が可能になるわけですから、その方が、より正確な成果測定になる、と思う気持ちも理解できます。
じゃ、そうすればいい。
実は、IPテストのフォームは主催者が選べます。特定のフォーム番号を指定するという方法ではありませんが「今回のテストは成果測定が目的で、受験者グループは前回のクラス分けテストと同じ。だから同じフォームを使う」という申請をすれば同じフォームで実施することができます。
仮に4月にクラス分けテストを実施して翌年3月に成果測定をするなら、ブランクは1年です。同じフォームを使用する事実を受講者には言わず、かつ、講師がクラス分けテストの内容を知らないのであれば、十分に成果測定ツールとして機能するでしょう。つまり、より良い結果を出すためだけに、不正な行為が起きないのであれば。
また、成果測定テストより前に、公開テストを繰り返し受験する受講者がいたとしても、それらと同じフォームがIPテストに使用されることはありません。同じ年度内で再利用されることはないからです。そして、疑問15で言及したように、日本で実施されるIPテストは、日本で実施された公開テストの再利用とは限りません。外国(フランスなど)で実施された公開テストが日本でIPテストとして利用されることもあります。公開テストが新形式になったのは2006年5月で、IPテストがその1年後ですから、もし日本国内だけで再利用するならば、デジャブ現象が起きまくり信頼性が揺らいでしまいます。よって、クラス分けテストと成果測定テストを同一フォームで実施することには十分に合理的な判断だと言えます。もちろん、異なるフォームを使ったとしてもTOEICのスコアは信頼性がかなり高いので、それも合理的ではありますが。
なお、団体によっては同一年度内にIPテストを「たくさん」実施しますが、フォームは5種類しかありません。もし、常に異なるフォームを使いたい場合でも、6回目以降は、1〜5回目のどれかと同じフォームになります。これは公表されている情報ではないかも知れませんが、実際にIPテストを運営している方からそう聞きました。
疑問62 第140回TOEIC公開テストの結果発表は遅れたのか
疑問58 IPテストを受けるとスコアが下がるのか
IPテストを受けると(公開テストと比べて)低いスコアが出るのかという検証不能な疑問が起きることがあります。IPテストと公開テストを両方とも受験する機会がある人が議論するのだと推測できます。
大まかな結論は「そういうことは起きるだろうが、1つの事象でしかない」です。法則化できるようなことではありません。次のように説明すれば大体は理解できるはずです。
大前提として、IPテストは、かつての公開テストです。
特定の公開テストには特定のスコア換算式が作られます。よって、言うまでもなく特定のIPテストには特定の(同一の)換算式が利用されます。
ある個人が公開テストを受験し、同じ(実力が変わっていない)タイミングでIPテストを受験した場合、そのフォームが仮に1年前の公開テストだとすると「異なる公開テストを2つ受験しているのと同じ」と解釈することが可能です。タイムマシンがなくても。
よって、2回の受験における解答能力が同じだとしても、スコアが完全に同じになることもあれば、異なることもあります。そもそも「同じ」というのは、あらゆる可能性の中で、たった1つしか存在しない現象ですから、むしろ、異なる可能性の方が高いでしょう。だからこそ「誤差」という考え方が存在しています。特に、勘に頼って解答するアイテム数が多ければ多いほど、スコアのズレは起きやすくなるでしょう。
「IPテストを受けると公開テストとは異なるスコアが出る」という現象はあっても、それが「より低いスコアになる」という結論を導くことはできません。できるとすれば、「IPテストを受験するときには解答能力が落ちて正答率が低くなる」という超常現象が受験者全員に起きる場合です。逆に言えば、IPテストを受験する人が、公開テストも受験する際に、勘が当たりやすくなると言える場合です。
大まかな結論は「そういうことは起きるだろうが、1つの事象でしかない」です。法則化できるようなことではありません。次のように説明すれば大体は理解できるはずです。
大前提として、IPテストは、かつての公開テストです。
特定の公開テストには特定のスコア換算式が作られます。よって、言うまでもなく特定のIPテストには特定の(同一の)換算式が利用されます。
ある個人が公開テストを受験し、同じ(実力が変わっていない)タイミングでIPテストを受験した場合、そのフォームが仮に1年前の公開テストだとすると「異なる公開テストを2つ受験しているのと同じ」と解釈することが可能です。タイムマシンがなくても。
よって、2回の受験における解答能力が同じだとしても、スコアが完全に同じになることもあれば、異なることもあります。そもそも「同じ」というのは、あらゆる可能性の中で、たった1つしか存在しない現象ですから、むしろ、異なる可能性の方が高いでしょう。だからこそ「誤差」という考え方が存在しています。特に、勘に頼って解答するアイテム数が多ければ多いほど、スコアのズレは起きやすくなるでしょう。
「IPテストを受けると公開テストとは異なるスコアが出る」という現象はあっても、それが「より低いスコアになる」という結論を導くことはできません。できるとすれば、「IPテストを受験するときには解答能力が落ちて正答率が低くなる」という超常現象が受験者全員に起きる場合です。逆に言えば、IPテストを受験する人が、公開テストも受験する際に、勘が当たりやすくなると言える場合です。
なお、IPテストの結果は比較的早く返却されるのに、公開テストの結果は発表までに約4週間かかります。その理由の1つは採点がアメリカで行われることです。
マークシートがアメリカに飛行機で(または船で)運ばれ、陸路でどこかに運ばれ、分析され、たぶんいろんなプロセスを経てからスコア換算式が作られ、それが全受験者に適用されて個別の結果が出ます。それがスコアシートに印刷され、個別のテストにしか使えない印刷物も作成され、数万人分の封入作業があり、郵便局を経由して受験者に戻ります。事故に備えて余裕のあるスケジュールが組まれているでしょうが、主催者の立場で考えると、かなり速い作業だとボクは思います。
疑問15 新TOEIC のIPテストは公開テストと同じか?
2007年の間、新TOEICのIPテストは、2006年の公開テストなのか。
そうでしょう。公開テストで使用されたテストフォームを使うのがIPテストですから。公開テストが新形式になったのは2006年5月ですから、IPテストに使われるテストは、2006年5月以降の公開テストで使用されたテストであるはず。
もちろん、2007年以降も公開テストは実施されますから、それらも利用されます。2007年とか2008年のIPテストには過去1年とか2年に実施された公開テストがそのまま使われることになります。
どんどん時間が過ぎれば、公開テストの実施回数が増えますからIPテストのための「プール」も大きくなります。公開テストを知り尽くせば、その知識がIPテストに役立つことは間違いありません。でも、テスト問題を記憶するなんて簡単ではありません。大事なのは公開テストをちゃんと研究して、そのデータに基づいている情報だけを信じることです。
ただし、公開テストは日本だけで実施されているわけではありません。日本以外の国で使われた公開テストが、日本で使われるIPテストとして登場する可能性もあります。というより、間違いないです。主催関係者から聞いたことがあります。
そうでしょう。公開テストで使用されたテストフォームを使うのがIPテストですから。公開テストが新形式になったのは2006年5月ですから、IPテストに使われるテストは、2006年5月以降の公開テストで使用されたテストであるはず。
もちろん、2007年以降も公開テストは実施されますから、それらも利用されます。2007年とか2008年のIPテストには過去1年とか2年に実施された公開テストがそのまま使われることになります。
どんどん時間が過ぎれば、公開テストの実施回数が増えますからIPテストのための「プール」も大きくなります。公開テストを知り尽くせば、その知識がIPテストに役立つことは間違いありません。でも、テスト問題を記憶するなんて簡単ではありません。大事なのは公開テストをちゃんと研究して、そのデータに基づいている情報だけを信じることです。
ただし、公開テストは日本だけで実施されているわけではありません。日本以外の国で使われた公開テストが、日本で使われるIPテストとして登場する可能性もあります。というより、間違いないです。主催関係者から聞いたことがあります。
疑問1 TOEIC IPテストは「公式」ではない?
カレッジTOEICやIPテストは就職活動に役立たない?
大学生が気にすることの1つです。「公式なスコアでないと就職活動では役立たないと聞いた」といった声を聞くことがありますが、TOEICには公式も非公式もありません。実際は、IPテストが「公開テストと同じ価値かどうか」という意味でしょう。
結論は「評価する人が決める」です。
IPテストと公開テストについては、次の観点から説明できます。
1.IPテストか公開テストか?
TOEICには2種類しかありません。IPテストか公開テストか。公開テストは現時点では年8回実施されている(都市によって異なる)もので、試験日も試験会場を決めるのは主催者で、書店や公式サイトで申し込むテストです。「受験したい人が自分の意志で申し込む」パターンが比較的多いでしょう。IPテストは大学や企業で実施されます。会場は、その実施団体が決めるので自分が働く会社か通う大学などで受験するのが普通です。
カレッジTOEICは明らかに公開テストではないので、IPテストです。IPテストを大学生協が大学生のために実施運営するときに名称が「カレッジTOEIC」になっているだけです。
2. スコアを評価するのは誰?
就職活動でカレッジTOEICが役立つかどうかという疑問は、つまり「IPテストは就職活動に役立つか/通用するかどうか」という質問と同じです。
答えは上に書いたとおり「スコアを見る人が決める」ですが、大雑把に言えば、IPテストでも公開テストでもあまり差はありません。なぜなら、そもそもスコアを見る人は履歴書などの書類を見るからです。履歴書に「これはIPテストのスコアです」とか「これは公開テストのスコアです」と書く人もいないでしょう。結局はスコア(=数字)しか見られなから区別しようがないです。スコアを見る人のほとんどは、おそらく「IPテストか公開テストか」を気にしないと思われます。ただし、あくまでも評価側が決めることですから、公開テストだけ有効である、またはIPテストだけ有効である、などと独自ルールが設定されている場合もあります。
あえて区別するなら、TOEICのIPテストは、少しだけ公開テストより信頼性が落ちるかも知れません。
理由1
IPテストは公開テストの過去問の中からマルマル1セットが出題されるので、もしかすると実力以上に正答率が良い受験者がいるかも知れません。あまり起きにくいことですが、ないとは言えません。
理由2
IPテストは受験時に顔写真が必要ないので、替え玉受験の可能性がゼロとは言えません。よってスコアが本人の実力をまったく反映していない可能性もゼロではないです。
理由3
IPテストの運営者(学校の先生など)が、主催者(運営委員会)が作った運営マニュアルに従うかどうか保証されません。試験時間が120分じゃなく130分になることはないでしょうが、ちらほら聞く情報によれば、ややいい加減な運営がされるケースもなくはないようです。
ただ、あくまでも評価する側の見解が最重要です。実際、学校での単位認定とか進級条件、企業での昇進昇格条件などに関しては「公開テストのスコアだけを認める」というところはあります。
逆に「IPは認めるけど公開テストは認めない」というケースもゼロではないです。それは、その団体が特定の日に一斉に実施したテストでのスコア(つまり、ある同じ時における学生や社員のスコア)だけを評価するということでしょう。管理が楽なので。
自分に関係する団体が何を考えているかが一番(唯一)大事ってことです。
大学生が気にすることの1つです。「公式なスコアでないと就職活動では役立たないと聞いた」といった声を聞くことがありますが、TOEICには公式も非公式もありません。実際は、IPテストが「公開テストと同じ価値かどうか」という意味でしょう。
結論は「評価する人が決める」です。
IPテストと公開テストについては、次の観点から説明できます。
1.IPテストか公開テストか?
TOEICには2種類しかありません。IPテストか公開テストか。公開テストは現時点では年8回実施されている(都市によって異なる)もので、試験日も試験会場を決めるのは主催者で、書店や公式サイトで申し込むテストです。「受験したい人が自分の意志で申し込む」パターンが比較的多いでしょう。IPテストは大学や企業で実施されます。会場は、その実施団体が決めるので自分が働く会社か通う大学などで受験するのが普通です。
カレッジTOEICは明らかに公開テストではないので、IPテストです。IPテストを大学生協が大学生のために実施運営するときに名称が「カレッジTOEIC」になっているだけです。
2. スコアを評価するのは誰?
就職活動でカレッジTOEICが役立つかどうかという疑問は、つまり「IPテストは就職活動に役立つか/通用するかどうか」という質問と同じです。
答えは上に書いたとおり「スコアを見る人が決める」ですが、大雑把に言えば、IPテストでも公開テストでもあまり差はありません。なぜなら、そもそもスコアを見る人は履歴書などの書類を見るからです。履歴書に「これはIPテストのスコアです」とか「これは公開テストのスコアです」と書く人もいないでしょう。結局はスコア(=数字)しか見られなから区別しようがないです。スコアを見る人のほとんどは、おそらく「IPテストか公開テストか」を気にしないと思われます。ただし、あくまでも評価側が決めることですから、公開テストだけ有効である、またはIPテストだけ有効である、などと独自ルールが設定されている場合もあります。
あえて区別するなら、TOEICのIPテストは、少しだけ公開テストより信頼性が落ちるかも知れません。
理由1
IPテストは公開テストの過去問の中からマルマル1セットが出題されるので、もしかすると実力以上に正答率が良い受験者がいるかも知れません。あまり起きにくいことですが、ないとは言えません。
理由2
IPテストは受験時に顔写真が必要ないので、替え玉受験の可能性がゼロとは言えません。よってスコアが本人の実力をまったく反映していない可能性もゼロではないです。
理由3
IPテストの運営者(学校の先生など)が、主催者(運営委員会)が作った運営マニュアルに従うかどうか保証されません。試験時間が120分じゃなく130分になることはないでしょうが、ちらほら聞く情報によれば、ややいい加減な運営がされるケースもなくはないようです。
ただ、あくまでも評価する側の見解が最重要です。実際、学校での単位認定とか進級条件、企業での昇進昇格条件などに関しては「公開テストのスコアだけを認める」というところはあります。
逆に「IPは認めるけど公開テストは認めない」というケースもゼロではないです。それは、その団体が特定の日に一斉に実施したテストでのスコア(つまり、ある同じ時における学生や社員のスコア)だけを評価するということでしょう。管理が楽なので。
自分に関係する団体が何を考えているかが一番(唯一)大事ってことです。
⇒ 前田広之 (09/19)
⇒ やすべえ (09/19)
⇒ 塩見賢人 (10/28)
⇒ 青年海外協力隊 (02/19)
⇒ ken (08/25)
⇒ 前田 (08/25)
⇒ ken (08/25)
⇒ 前田 (06/15)
⇒ AKKO (06/14)
⇒ 前田 (05/11)