思考回路を学ぶために
2011年4月から2012年3月まで、Asahi Weeklyで連載されていた「TOEICテスト トレーニングジム」を再編集した本です。連載は48号分ありましたが、そのうち30号分が単行本化されました。リスニング編もあるのですが、何しろ音声CDがない状態で連載されていたので、必然的にリーディングがメインとなっていました。
朝日新聞社の英字新聞ですので「特急シリーズ」を出している朝日新聞出版社から刊行されるのが自然ではありますが、「特急シリーズ」を手がけているヒットメーカーSさんの寛大なご決断により、「イクフンシリーズ」を出しているスリーエーネットワークから出版されています。
連載は、早川幸治さんと一緒に担当しました。この本では、講師Jayとして登場しています。2人で、TOEIC経験値の浅い人のために基本を書きましたが、結果的に、特に後半は高度な話もしています。「話」です。すべてが会話調になっているので読みやすいと思います。
収録されている練習問題は少なめです。連載を執筆する際には、読者に「TOEICにおける思考回路」を学んでいただくことを優先したので、演習より「考え方」をお伝えすることに集中しました。おかげで、自分自身も気づいていなかったストラテジーをいくつか書くことができました。
「他人に伝えるために書く」ことは、非常に有益な作業です。これは、文法や語法を「学ぶ」際にも役立ちます。「覚えたつもりのこと」は忘れがちですが、「説明したこと」は忘れにくいからです。なぜなら説明する前に、しっかり考えたりリサーチしたりするからです。個人差はあるでしょうが、「覚える」ことでうまくいく人もいれば、まったく成果のない人もいると思います。もし、「覚えられない」と感じているのであれば、多少の手間をかけてでも「説明する」つもりで英語に接してみると結果的に大きい成果を得られるでしょう。
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