疑問60 上級者がPart 2を解けない理由
リスニングセクションで470を超えるような上級者でも、意外と不正解を選ぶのがPart 2です。30問のうち2問か3問程度でしょうが、予想される英語の実力と比較すればPart 2はスラスラ解答できるはずです。
正解できない最大の理由は「解く能力がない」ことではなく、もっと単純です。
聞いてなかった。
そうです。質問が流れた瞬間に音声に意識を集中していない場合があるからです。
Number 11あたりで落とす人は少ないはずですが、どこか途中で、脳ミソが勝手な行動をとり始めるのです。Number 20という音声は1秒程度です。「耳」は間違いなくそれを聞いています。直後に流れる質問の文頭も「耳」は絶対に聞いています。
でも、なぜか脳ミソがサボるのです。
よって、正確には「聞いてなかった」のではなく「脳ミソが情報を無視した」と言えます。
脳ミソがサボらないようにする方法はあります。
人は「聞いたことをアウトプットする」という前提があると、聞くことに集中するはずです。英語でも日本語でも同じ。会議の議事録を作る人は、めちゃめちゃ意識を集中していますが、参加者は意外と適当に聞いているものです。たぶん。
通訳訓練(の一部)がリスニング力を高めるのも「アウトプット前提」だからです。
この原理をPart 2に利用します。
テスト中に、すぐに実行できる方法は2つあります。
まず、1つ目の方法。
Part 1が終わったら深呼吸。Part 2の最初の質問を聞き取ります。
Number 11
Why did you go to London?
すかさず、「なんでロンドンに行ったんやっ!!」と叫んでください。
アウトプット前提のリスニングなので脳はサボりません。
テスト中にしゃべるのは禁止行為として規定されていません。ただし、以下の点は考慮すべきかも知れません。「禁止行為」をTOEIC公式サイトで確認すると、3つ目の「妨害行為」には、例として「暴力行為や器物破損など」が挙げられていますので、やや想定される文脈が異なります。2つ目の「不正行為」には「援助を与えたり受けたりする」と明記されています。「叫ぶ」のが援助かどうか判断が難しいところです。
最初の問題(Number 11)の時点で「妨害行為」または「不正行為」と認定される可能性がゼロとは言えません。そのリスクを回避するのが、2つ目の方法です。
Number 12
Whose wallet is this?
すかさず、「これ、誰のサイフやっ!!」と全力で怒鳴ってください。
脳内で。
そして、選択肢の(A)を聞き、(B)の前、(C)の前でも叫び続ける。
Whose wallet is this?
「これ、誰のサイフやっ!!」
(A) No, my ... (消去)
「これ、誰のサイフやっ!!」
(B) After twenty ... (消去)
「これ、誰のサイフやっ!!」
(C) 正解
Part 2は消去法を使いやすいです。でも、質問そのものを途中で忘れると解答できません。試験中、脳ミソが勝手な行動をとらないようにするには、脳ミソにアウトプットさせる仕事を課すと効果的なのです。質問内容によっては英語でも日本語でもいいですよ。ボクの脳ミソはPart 2の間は怒鳴りまくっています。本当ですよ。
正解できない最大の理由は「解く能力がない」ことではなく、もっと単純です。
聞いてなかった。
そうです。質問が流れた瞬間に音声に意識を集中していない場合があるからです。
Number 11あたりで落とす人は少ないはずですが、どこか途中で、脳ミソが勝手な行動をとり始めるのです。Number 20という音声は1秒程度です。「耳」は間違いなくそれを聞いています。直後に流れる質問の文頭も「耳」は絶対に聞いています。
でも、なぜか脳ミソがサボるのです。
よって、正確には「聞いてなかった」のではなく「脳ミソが情報を無視した」と言えます。
脳ミソがサボらないようにする方法はあります。
人は「聞いたことをアウトプットする」という前提があると、聞くことに集中するはずです。英語でも日本語でも同じ。会議の議事録を作る人は、めちゃめちゃ意識を集中していますが、参加者は意外と適当に聞いているものです。たぶん。
通訳訓練(の一部)がリスニング力を高めるのも「アウトプット前提」だからです。
この原理をPart 2に利用します。
テスト中に、すぐに実行できる方法は2つあります。
まず、1つ目の方法。
Part 1が終わったら深呼吸。Part 2の最初の質問を聞き取ります。
Number 11
Why did you go to London?
すかさず、「なんでロンドンに行ったんやっ!!」と叫んでください。
アウトプット前提のリスニングなので脳はサボりません。
テスト中にしゃべるのは禁止行為として規定されていません。ただし、以下の点は考慮すべきかも知れません。「禁止行為」をTOEIC公式サイトで確認すると、3つ目の「妨害行為」には、例として「暴力行為や器物破損など」が挙げられていますので、やや想定される文脈が異なります。2つ目の「不正行為」には「援助を与えたり受けたりする」と明記されています。「叫ぶ」のが援助かどうか判断が難しいところです。
最初の問題(Number 11)の時点で「妨害行為」または「不正行為」と認定される可能性がゼロとは言えません。そのリスクを回避するのが、2つ目の方法です。
Number 12
Whose wallet is this?
すかさず、「これ、誰のサイフやっ!!」と全力で怒鳴ってください。
脳内で。
そして、選択肢の(A)を聞き、(B)の前、(C)の前でも叫び続ける。
Whose wallet is this?
「これ、誰のサイフやっ!!」
(A) No, my ... (消去)
「これ、誰のサイフやっ!!」
(B) After twenty ... (消去)
「これ、誰のサイフやっ!!」
(C) 正解
Part 2は消去法を使いやすいです。でも、質問そのものを途中で忘れると解答できません。試験中、脳ミソが勝手な行動をとらないようにするには、脳ミソにアウトプットさせる仕事を課すと効果的なのです。質問内容によっては英語でも日本語でもいいですよ。ボクの脳ミソはPart 2の間は怒鳴りまくっています。本当ですよ。
疑問5 Part 2 選択疑問が変化している理由は?
選択疑問文は毎回登場しています。3つくらい。
Did you go by bus or by train?
というやつ。
「単語 or 単語」が多かったんですが、新TOEICになってから、というか、2005年からですが、これは変化しています。
単語じゃなくて文単位が増えている。
Are you going to stay at a hotel tonight or have you booked a flight back?
というもの。文が長いから頭が混乱しやすい。でも、選択肢にはYesとか、Noで始まるものも相変わらず含まれているので、それは瞬時に消せば大丈夫です。
文単位の選択が増えている理由は知りませんが、日常の会話ではよくある疑問文なので、よいことだと思います。解くのは難しいですけど。
Did you go by bus or by train?
というやつ。
「単語 or 単語」が多かったんですが、新TOEICになってから、というか、2005年からですが、これは変化しています。
単語じゃなくて文単位が増えている。
Are you going to stay at a hotel tonight or have you booked a flight back?
というもの。文が長いから頭が混乱しやすい。でも、選択肢にはYesとか、Noで始まるものも相変わらず含まれているので、それは瞬時に消せば大丈夫です。
文単位の選択が増えている理由は知りませんが、日常の会話ではよくある疑問文なので、よいことだと思います。解くのは難しいですけど。
疑問4 Part 2 重複した語が正解になる例が増えた理由は?
⇒ 前田広之 (09/19)
⇒ やすべえ (09/19)
⇒ 塩見賢人 (10/28)
⇒ 青年海外協力隊 (02/19)
⇒ ken (08/25)
⇒ 前田 (08/25)
⇒ ken (08/25)
⇒ 前田 (06/15)
⇒ AKKO (06/14)
⇒ 前田 (05/11)